これは「釣り」というものを、競技チックに捉えた場合の考察です。
海に行くだけで楽しい。食べるのが楽しい。と色々なとらえ方がある中で、「釣果」というものに固執して考察してみます。
筆者について・・・
自分は釣りはたまにする程度。
正直、釣果どうこうよりも釣って食べるまでが楽しい。という人間です。
なので、釣れる確率が高く、美味しい魚が釣りやすい船釣りがメインです。
麻雀が大好きで放送対局をみたり、戦術本を読むほどハマっています。
麻雀も正味運ゲーなのですが、釣りと似通っている部分が多いと思いました。
そういった運が絡むが実力も確かに存在する。という視点を元に考えをまとめてみます。
麻雀から得た確率というものに対しての論理を、釣りに転用して考えているものですので参考程度にご覧ください。
実力優位なゲームであることは間違いない
持論から言えば、釣りは相当な実力ゲーだと感じています。
実力95%運5%ではないでしょうか。
実力の正体とは何なのか
上手い下手の差は何なのか・・・これは引き出しの多さです。
こういった状況ではこうすれば釣れる。という知識が多い方が、勝ちやすいゲーム。という事です。
ピンポイントに投げる。動作が手馴れている。というテクニックはあまり重用ではないでしょう。
勿論、あるに越したことはありません。
実力の構成比率は知識(95%)とテクニック(5%)だと感じています。
このパーセンテージは、行う釣りによって変動すると考えています。
例でいえば、青物釣り。
これは知識が大切で、情報や天候を考えて釣り場やルアーを選択する必要があります。
投げるのが上手い素人が見当外れな釣り場に行っても、ベテランには確実に勝てないです。
これに関しては、投げる上手さどうこうよりも知識量や経験がモノをいうでしょう。
正直、知識は95%以上でテクニックは5%以下でしょう。
そして、かなり実力が要求される釣りだと思います。
逆にサビキ釣り。
これはテクニックが介入の余地ありです。
情報が回りやすい釣りで、釣り方も単純です。
釣れるときは簡単に釣れる。
差が出るのが、手返しの速さです。
針の外す速度などの手慣れ感で、かなりの差が付きます。
釣り場や釣果状況の情報も収集しやすいことから、知識8割テクニック2割といった所でしょうか。
実力が100パーセントではない!
これは確実に言えること。
素人と上級者が、同じ時間帯、場所で勝負をしたとしましょう。
自然が相手ですので、10回に1回くらいは釣り勝てるのではないでしょうか。
それでも勝算は1割くらいでしょう。
100回勝負をすれば、幻想も抱けないほどの差がついてしまうのが釣りというものです。
まだ運が介入する余地があるだけ優しいと思いますが。
チェスや将棋、オセロでは、100パーセント実力がある方が勝ちますので。
運が実力を超える瞬間
これは粘りや試行回数の多さです。
釣れなくてもとにかく粘ってみる。
下手くそでボウズが多くても、とにかく竿を出してみる。
朝マヅメ釣れなかった・・・帰ろう。ではなく、「あと1時間やってみよう」
これが重要です。 確かに確率は薄くなりますが0ではない。
この試行回数が多ければ多いほど、より多くの抽選を受けていることに繋がり、思いがけない展開があったりするわけです。
「あと1万円入れてみよう・・・」のパチンコと違い、時間の消費だけで抽選を受けれる釣りは、なんて穏やかな趣味なのでしょうか。
この時間は釣れない!
→自然なんて、知識だけで結果が確定させれるほど単純なものではありませんよ。
そうしているうちに、こういう時は釣れて、こういう状況では釣りにくいなぁ・・・
という、ネットや聞いた情報ではなく、実際の経験が積み重なってきます。
これも知識となり、同時に実力がついてきた。ともいえるでしょう。
実力を早くつけるには?
これは、上手な人と釣りに行ったり、話をすることです。
ただ一緒に釣りに行くだけでは不十分で、なぜそういう釣り方をしているのか。を理解しないといけません。
「なぜそのルアーを使っているのか」「なぜ今日はここに釣りに来たの?」「なぜ、今そこに投げたの?」
上手い人は、すべてに理由があって海に抽選を受けに行っています。
良く釣る人は、確率の高いことを淡々と行っているに過ぎないのです。
「確率の高いこと」を実際に見たり、聞いて吸収するのが、上達の近道だと考察しています。
一度、スタッフ関口に「ヒラスズキ釣る時のミノーの針は、純正のものを使ってるの?」と聞いたことがありますが、「青物も多い場所なので、太軸のものに変えて・・・以下略」
と何分でも喋る勢いでしたw
ベテランは、針にすら意味や考えがあるんですよ。
そういったものを聞くだけでも、ヒントが溢れています。
いつ 何処で 何が どのようにして釣れたか
これさえ押さえておけば、大きくピントを外すことはありません。
つまり情報さえ事前に知っておけば、ある程度の釣果は期待できる。という事。
釣太郎では、持ち込み釣果をブログに投稿しています。
このように、日付と釣り場、何がどんな釣り方で釣れたかをわかるようにして投稿しています。
南紀和歌山に釣りに来るのであれば、知っておくと武器になるものが多いです。
スタッフの釣行記などを見るのも面白いでしょう。
ここでは、「なぜその行動をしたか」について触れられることが多いので覗いてみてくださいね。
最後に
釣りについて小難しく持論を書きましたが、何に喜びを見出すかは人それぞれ!
釣り選手でもなく趣味にすぎないのですから、楽しくやりましょう!
今回は、釣りというものを競技的に捉えた場合の考察でした。