磯ブッコミ釣りの目次
「磯ぶっこみ釣り」ってどんな釣り?
ぶっこみ釣りとは簡単に言うと
オモリをつけてぶん投げる釣りです。
仕掛けはイシダイ仕掛けを転用してもOKです。
エサは魚の餌を使う釣りで、
海底近くにいるシブダイ、タマミ、コロダイ、ハタ類を狙います。
竿はイシダイ竿を推奨しますが、
タマンロッドやジギングロッドでもOKです。
「磯ぶっこみ釣り」が出来る時期
初夏から晩秋まで
7~10月がもっとも釣りやすく
水温は25℃くらいの時がベスト
磯から夜釣りで狙う方が多く、昼間はあまり釣れません。
光を嫌うのか、月夜周りの潮よりも闇夜周りの潮が良く釣れ、
月夜周りの潮でも曇っている日や小雨の日も狙い目です。
また、ヘッドライトで海面を照らすのも止めた方がいいです。
「磯ぶっこみ釣り」釣れる魚
シブダイと呼ばれ和名がフエダイ
地方名は多く、南紀和歌山では、タルミ、小さなものはイセギと呼ばれます。
シロテン、ホシタルミと呼ぶ地域もあります。
非常に強い引きで、前当たりから一気に竿が舞い込みます。
超高級魚で魚類最高峰の味です。
よく釣れるサイズは35~40cm
50センチサイズになると、竿のバットから曲がるほどの
強い引きが味わえます。
エサ:イカ・イワシ・アジ・サンマ
コロダイ
60cmを超える大物は、強い引きを見せてくれます。
旬は夏ですが、真冬以外はコンスタントに釣れます。
エサ:イカ・イワシ・アジ・サンマ
タマミ
和名はハマフエフキ
ハマフエフキという名の通り、砂地が混じる場所に多く
特にみなべから白浜辺りに多い魚です。
大きいものは75㎝
初速の突っ走り方は、原付バイクをひっかけたように例えられ
想像を超える強い引きです。
エサ:イカ・イワシ・アジ・サンマ
ハタ系
オオモンハタやスジアラ、ヤイトハタなどは
ぶっこみ仕掛けに掛かってきますが、
大きなサイズを釣り上げれるかは運次第!?。
これを狙うなら、仕掛けは太いワイヤーが必要です。
エサ:イカ・イワシ・アジ・サンマ
アカハタはイカをエサにするとよく釣れ
サイズは30cm前後が多いです。
エサ:イカ・イワシ・アジ・サンマ
「磯ぶっこみ釣り」が楽しめる場所
南紀地方の沖磯、地磯ならだいたいどこでも磯ぶっこみ釣りが楽しめます。
何が来るか分からないのがこの釣りの面白さです。
タマミを狙うなら、みなべ町、田辺市がオススメ
シブダイを狙うなら、白浜町、すさみ町がオススメ
シブダイは波の高いよりも穏やかな日の方が良く釣れています。
波のあるような少し海が濁った日は、コロダイの方が多いです。
「磯ぶっこみ釣り」基本的なタックル・仕掛け
イシダイ竿とリールを使うことをお勧めします。
ある程度の大物が来ても大丈夫です。
イシダイ竿で磯ブッコミ釣り
竿:イシダイ竿のMまたはMHクラスで5mくらいのもの
リール:40か50サイズ
道糸:ナイロン20号
天秤:パイプ天秤
サルカン:パワーサルカン1/0サイズ
捨てオモリ:六角オモリ25~35号
捨て糸:ナイロン6~8号
ハリス:14~18号
ハリ:タマン鈎16~24号
オモリは軽いほど、食いが良いので、潮の流れが緩そうなら
10~15号のオモリを使います。
食いが悪くなるが、根掛かりや仕掛けのスレが気になるなら
石鯛仕掛けの瀬ズレワイヤー仕掛け、ハリスワイヤーを使ってもOK
スピニングリールの場合
ブッコミ釣りは、エサをブッコんで、待つ釣りです。
当然根掛かりが多いので、仕掛けが太くなります。
仕掛けは捨てオモリ式にし、根掛かりをしても捨て糸が細いので、切ることが出来ます。
結果、オモリだけがなくなり、仕掛けは戻ってきます。
基本的に根に着く魚を狙うブッコミ釣りですが、パワーの強い魚ばかりなので、
竿は5号以上、できればイシダイ竿を使いましょう。
「磯ぶっこみ釣り」」必要なグッズ販売しております。
天秤:どちらも中通しの天秤です。
ラッパスネークは近投用
スクリュー天秤は遠投様用です。
三又サルカン:天秤仕掛けではなく、固定仕掛けをする場合はこれを使います。
夜行フロート玉:ハリスに入れると良いです。
鈎:24号か22号くらいがオススメです。
ハリス:ぶっこみ仕掛けの場合は、いくら太くても大丈夫です。
細くても14号、推奨は16号 根が荒い場所は20号を使います。
道糸:イシダイ用のナイロンラインを使いましょう。20号から24号がオススメです。
捨てオモリ:ホゴオモリまたは、六角オモリ25号から35号が良いです。
食い渋りの為に、10号、15号、20号サイズもあるといいです。
捨て糸は、余った道糸でも構いません。
6号から8号くらいが使いやすいです。
ラインブレイカー
根掛かりをした場合、仕掛けが太いので、竿で煽って外そうとしても
なかなか外れずに竿を折ってしまう可能性があります。
ラインブレイカーは道糸を巻きつけて、引っ張る事で根掛かりを外します。
捨て糸が6号から8号くらいなら、簡単に切ることが出来きます。
鈎が岩などに引っかかってしまうと、外すのはけっこう大変です。
石鯛仕掛けの瀬ズレワイヤー仕掛け、ワイヤーハリス
根の荒い場所で使用します。
ワイヤーとフロロハリスだと食いが全然違います。
「磯ぶっこみ釣り」エサ紹介
エサはイワシを中心にキビナゴなどを使う。ただし、エサトリが多い秋はアジやイカも持参しよう。
さんま真空パック4匹入り
半分にナイフで切って使います。
イワシ大き目サイズ
身がすぐに柔らかくなるので、
クーラーに入れ使う分だけを小出しにします。
シブダイや根魚には最適なスルメイカ
大きさは約18㎝
一回り小さいイカピンは約13㎝
エサ取りに強いアジ
「磯ぶっこみ釣り」各種エサの付け方
目から糸を通して背中に抜きます。
アジは上あごから通す方法もあります。
イカは縫い刺しにします。
「磯ぶっこみ釣り」基本的な釣り方
どの魚も引きが強く根に潜ろうとするので、とにかく根を切るようにリールをゴリ巻きして魚を浮かせます。
場合によっては、ピトンに竿を掛けたままやり取りをリールだけを巻いて近くに寄せる場合もあります。
本命魚シブダイを食べてみよう
シブダイを釣ったら、お刺身で食べるのが一番。
釣った当日や翌日ではなくて、4日ほど寝かせて食べるのが一番です。
マグロのトロよりもトロ
個人的には魚類最高峰の味と思います。
3日ほど寝かしてからの塩焼きも絶品です。