🎣 なぜ夜にイサキを狙うのか?
・イサキは昼より夜間に浅場へ回遊してきます。
・警戒心が薄れることで大型や数釣りが狙えるため、夜釣りは非常に効果的。
・特に電気ウキ釣りは、視認性・タナ取りの正確さ・アタリの明確さから人気の釣法です。
イサキ釣りの時期
・磯からの夜釣りで狙える時期は、5月から11月いっぱいまで
・早い時期は大型イサキ、夏から秋は小型の数釣りになります。

イサキが狙える磯は
・1番が潮の通りが良い磯
・2番目は水深がそこそこある場所
・南紀地方(みなべ~田辺~白浜~すさみ~串本)の地磯でも十分狙えます。
📍 釣り場選びと立ち位置のポイント
● 潮通しの良い外向き磯
・イサキは潮に乗って群れで移動。
・潮目・サラシ・沈み根付近は高実績。
● 水深5〜15mの駆け上がり
・浅場に寄る夜こそ、斜面や段差周辺が勝負どころ。
● 真っ暗な場所がベスト
・常夜灯のある磯より、闇夜の方が釣果が上がりやすい傾向。
・新月〜半月前後が特に良い。

基本仕掛け(イサキ・グレ特化)

パーツ | 内容 |
---|
竿 | 磯竿 1.5~2号(5.0~5.3m) |
リール | 中型スピニングリール(3000〜4000番) |
道糸 | ナイロン3〜4号 |
電気ウキ | 0.8号ウキを推奨(理由は後述) |
ウキ止め・シモリ玉 | ウキ止めウーリー・シモリ玉小~中サイズ |
オモリ | 0.5号のタル付きオモリ(残浮力を活かす) |
ハリス | フロロカーボン2.5〜3.5号(1.5〜2m) |
針 | グレ針6〜8号、イサキ針7〜9号 |
サシエ | 生オキアミ、ボイルオキアミ、加工エサ |
コマセ | アミエビ+オキアミ(集魚材またはパン粉) |

アミエビは解ける時に光り、集魚効果が高まります。
半解凍または、冷凍のままで磯へ持って行き磯で解けるように調整しましょう。

電気ウキの工夫:残浮力がカギ!
・ウキ:0.8号 × オモリ:0.5号という組み合わせが最適。
・残りの0.3号の浮力がウキ先端だけを水面にピタッと残すことで、
→波があっても視認性が安定!
→アタリの変化(モゾモゾ・スッと沈む)も見逃しにくい!
・過加重にするとウキが沈みすぎてアタリが取れず、逆に軽すぎると風・潮で流されやすい。
・ウキ1号、オモリ0.8号でもOK
🎯 ターゲット魚を絞る:イサキ&グレに集中!
磯の夜釣りでは、以下のような大型魚も同時に釣れる可能性があります:
魚種 | 特徴 | 必要な仕掛けの違い |
---|---|---|
コロダイ | 強い引きと大物サイズ | ハリス5〜8号以上、針も大型 |
シブダイ(フエダイ) | 赤い体色で大型化 | ハリス4〜6号、太仕掛け推奨 |
タマミ(ハマフエフキ) | 夜の怪物・超大物 | ハリス6号以上、専用ロッドも視野に |
🎯 しかし、これらを意識して仕掛けを太くすると、イサキやグレは食い渋ります。
👉 この釣りでは「イサキ・グレ」に狙いを絞るのが正解!
・細めの仕掛け
・小さめの針
・丁寧なコマセとサシエの同調
これらを徹底することで、数・型ともに安定した釣果が望めます。

⚙️ 実釣の流れ
① まずはタナ設定
・最初は**ウキ下3ヒロ(約4.5m)**から始め、アタリがなければ上下に調整。
イサキは磯や場所によって食いだしのタイミングが違います。日によっても変わりますが、
完全に日が落ちて辺りが真っ暗になってからがスタートです。
だいたい20時前位からスタート、遅い時は22時くらいから釣れ始める時もあります。
潮が良い時は、19時位から釣れる時もあります。
② コマセを打つ
・サシエと同調させるよう、ウキの先にやや先行して撒くのがコツ。
③ アタリを見極めて合わせる
・ウキが「モゾモゾ→ゆっくり沈む→スッと消える」
・慌てずしっかり沈んでから合わせる!

トラブル対策
・エサ取り多発 → ボイル・加工オキアミに変更
・風が強い → 浮力の高いウキ+重めのオモリに変更
・アタリが出ない → タナ調整 or ハリス長を短縮してエサの動きを強調
・食いが悪い。ウキが沈んでも掛からない。
こんな時は、海産中エビの剥き身をハリに付けてみて下さい。一気にウキが消し込んで掛かります。

✅ まとめ:イサキ・グレを本気で狙う夜釣りの極意
・電気ウキ0.8号 × オモリ0.5号で安定した視認性とアタリの感知
・仕掛けは太くしすぎず、ターゲットをイサキ・グレに絞る
・大物狙いとの両立はせず、明確な釣り分けが釣果を左右
👉 迷わずこの釣りでは、細仕掛けで神経戦を楽しむスタイルが最良です!
夜釣りの必需品ヘッドライトは赤ライトが点く物がオススメ
● 1.魚に見えにくい=警戒心を与えにくい
・魚の多くは赤い光を感じにくい、またはまったく見えない種もいます。
・特に深場や夜間では赤色光が水中で早く吸収されるため、魚にとって「赤色の光=目立たない光」になります。
・結果として、警戒心の強い魚(特に大型魚やグレ、イシダイなど)にもプレッシャーを与えずにアプローチできます。
● 2.人間の目にはよく見える=手元作業に便利
・赤色光は夜間でも人間の目が慣れやすく、視認性もそれなりに確保されます。
・しかも暗順応(夜目)を妨げにくいため、ライトを点けたり消したりしても視力が急に落ちません。
・仕掛けの結び直し、ハリの交換、エサの装着などを周囲に気づかれずに行えるというメリットがあります。

