賛否両論がある年なしチヌ(クロダイ)。
旨いという人と、食べれないという人に分かれますが、実際などんなものか試してみました。

機会があり、年なしチヌが我が家に・・・
地元の大半の方は、釣っても、持って帰らない魚です。
理由は、クサい、マズイ・・・・
ネットでも「クロダイ 味」で調べると、真っ先にマズイとの文字が。。。
とはいえ、先入観でマズイ。という烙印を押されている可能性があります。
自分も、実際には食べた事が無いので、食わず嫌い。という感じです。
見た目は悪くなさそうなので、期待して持ち帰って見ました。

50㎝もあると大きいです。
見た目は真鯛を真っ黒にした感じの魚。
見た目に関していえば、魚界の中でもトップクラスにかっこいいですよね。
黒い鯛ですから。
捌いてみると、卵がパンパン。
血抜きをしていなかったようで、まな板が血まみれに・・・笑
色だけは真鯛になりました。


うっすら内臓脂肪有りました。
釣った初日に捌いているので、身は傷んでいません。
そこまで血も回っていないでしょう。

一旦、頭と胴体を分けて3日間熟成。
捌いている時の感想ですが、クセェですw
内臓が臭いわけではなく、体表が臭い感じ。

捌いているときに出た肉片をそのまま食べてみましたが、飲み込めず吐き出してしまいました。
そもそも、何故そのまま食べたんでしょうかね。
大丈夫か?コレw
とはいえ、しっかりと処理をすれば美味しくいただけるはず!
3日後・・・

案外、血が回っていなかったので状態はいい感じ。
真鯛もそうですが、身は柔らかいです。
腹側は、刺身と焼き霜です。
見た目は脂が乗っていて美味しそうです。


いざ実食!

チヌの大トロの部分です。
チヌトロ。
食感は物凄く柔らかいです 真鯛と同じ食感です。
しかし、味は絶品でした!! 濃い甘みと旨味!
昔っからの先入観があるので、パクパクは食べれませんが、知らない人に食べてもらうと、全員が旨い!という味です。
焼き霜の方も、皮目がコリっとしていて美味です。
案外、チヌも美味しいかも??

背中の身はぶつ切りに。
火を通した料理にしてみましょう。
揚げ出し豆腐とチヌのあんかけ

火を通すと、これがまたクサいw
甘酢あんかけで不味くなりようがないと思っていましたが、皮目の匂いが凝縮されます。
チヌのマズさの原因は皮で間違いありません。
剥いで料理をすると十分食べれますよ。