大流行中のスルスルスルルーにチャレンジしてみよう〜高級魚で超美味なシブダイが釣れる!?
この記事の目次
- 「スルスルスルルー」ってどんな釣り?
- 「スルスルスルルー」が出来る時期
- 「スルスルスルルー」釣れる魚
- 「スルスルスルルー」が楽しめる場所
- 「スルスルスルルー」にオススメの釣り場(沖磯)
- 「スルスルスルルー」基本的なタックル・仕掛け
- 「スルスルスルルー」必要なグッズ販売しております。
- 「スルスルスルルー」エサ紹介
- 「スルスルスルルー」各種エサの付け方
- 「スルスルスルルー」釣行に必要なエサの量
- 「スルスルスルルー」基本的な釣り方
- 「スルスルスルルー」釣行【事前準備編】
- 「スルスルスルルー」釣行【前日準備編】
- 「スルスルスルルー」釣行【当日編】
- 「スルスルスルルー」釣行【磯に着いたら】
- 「スルスルスルルー」釣行【釣りをはじめてみよう】
- 「スルスルスルルー」釣行【良い釣りを展開する為に】
- 「スルスルスルルー」釣行【釣れた魚の扱い方】
- 「スルスルスルルー」釣行【最後】
「スルスルスルルー」ってどんな釣り?
「スルスルスルルー」とは、沖縄県発祥の釣りです。
スルスルはウキ止めを使わずに「するする」と全遊動でエサを流していく釣り方であり
スルルーとは沖縄県の方言でキビナゴの事を言います。
即ち「スルスルスルルー」とは、キビナゴをウキ止めなしで
流しながら釣るフカセ釣りの事です。
オキアミフカセ釣りと違うのは、
マキエサもサシエサもキビナゴを使用する点。
大型魚を相手にするので、竿もリールもラインも鈎もすべて大きいという点があげられます。
「スルスルスルルー」が出来る時期
主に夏から秋が本番です。
南紀和歌山エリアでは、水温20度(初夏ゴールデンウィーク辺り)から
真夏の水温30度、12月の20度を切るまでの8ヶ月間の長期間狙えます。
特に6月〜7月、9月〜11月が釣りやすく、真夏は夜釣りで、初夏や秋は昼釣りでも狙えます。
釣果のピークは、水温25℃前後です。
「スルスルスルルー」で釣れる魚
「スルスルスルルー」が楽しめる場所
南紀和歌山ではみなべ町から串本町までの
ある程度水深のある外海に面した磯がメインフィールドです。
沖磯がオススメですが、地磯からでも十分狙えます。
岩礁地帯ならシブダイや根魚、砂地混じりの磯ならタマミやコロダイ、クエなど磯によって様々です。
離島の様に100mも流していくような釣りは南紀地方では少なく
基本的には岸から30m以内がポイントです。
夜釣りの場合は、磯際が狙い目です。
上記の写真は、すさみの沖磯でエビ島 島全体がポイントですが、シブダイは船着きがいいですね。
「スルスルスルルー」にオススメの釣り場(沖磯)
「スルスルスルルー」の基本的なタックル
スルスルスルルーの仕掛け
全遊動仕掛け
※ハリスを極太の20号以上を使うときは、
道糸を50cmくらいをダブルラインにしてショックリーダー代わりにしましょう。
ウキ止めありの半遊動仕掛け
根掛かりが多い場所や浅場などで使用します。
スルスルスルルーに必要なグッズ販売しております。
デージマギー
スーパーフカセゲーム専用ウキ
更なる飛距離&視認性アップ。
TYPE-0・1は潜航タイプボディ
TYPE-2・3は視認性重視ボディ
ウキスナップや集魚ビーズにシモリ玉
スルルー鈎やタマン鈎など。16号から24号まで揃えています。
キビナゴ専用のスルルーシャク
道糸はサンラインのフカセモンスター8~14号 200m
ハリスはサンラインブラックストリーム10~16号
竿とリール以外は当店ですべて揃います。
スルスルスルルーエサ紹介
キビナゴブロック1.25kg
カタクチイワシ4kgブロック
キビナゴパック
マキエサ用のキビナゴは気温が高いとすぐに柔らかくなり
サシエで使えませんので、サシエ用のキビナゴパックは持っていきましょう。
イワシ
身が柔らかいのですが、エサ取りが多い時に有効です。
アジ
イワシでもエサ取りにやられるときは、アジが良いです。
イカ
シブダイ、タマミ、根魚狙いに、夜釣りでは最高のエサです。
スルスルスルルーの各種エサの付け方
キビナゴは鈎先を目から通して、側線の近くに抜くようにします。
キビナゴ2匹掛け
イワシは目から通して、背中に鈎先を抜きます。
アジもイワシと同様です。
スルスルスルルー釣行に必要なエサの量
目安として
朝6時から昼2時までなら、キビナゴ4キロ
夕方17時から夜0時までなら、キビナゴ3キロ
夕マズメの17時から20時までの短時間ならキビナゴ1キロで十分です。
磯についてから、エサが柔らかくて鈎に刺さらないということもあるので
サシエサ用のパックエサを忘れずにご購入を。
スルスルスルルーの基本的な釣り方
- 杓に3~5匹のキビナゴをバッカンからすくって、撒く
- 撒いた近くに仕掛けを投入
- グレ釣りと違い、マキエサと合わせなくてもOK だいたいでOK
- 仕掛けをビシっと引っ張り真っすぐにしてから、リールのベールをオープンにし指の腹で糸を抑えながら出していく。
- 全誘導仕掛けなので、エサ、ラインの水圧で仕掛けはどんどんと出ていきます。
- ある程度の仕掛けの張りを意識し、仕掛けが真っすぐ立たないようにブレーキを掛けながら流します。
- アタリがあれば、一気にウキが消し込むので大きく竿を立てて合わせます。
- 4号竿が根元から曲がるような強い引きが来ます。
- 立ってやり取りするよりも、腰を落としてやりとりする方がやり易いです。
- 近くまで寄ってきても数回潜っていくので耐え、
- 水面に浮かせて空気を吸わせたら勝ちです。
- たも網ですくいます。
スルスルスルルー釣行【事前準備編】
スルスルスルルー釣行【前日準備編】
忘れ物がないか確認しよう!
- 竿
- リール
- 杓
- タモ50cm枠が良い
- ロッドケース
- クーラー
- バッカン
- 水汲み
- ピトンorロッドホルダー
- ナイフ
- プライヤー
- 魚ハサミ
- 夜の場合ヘッドライト、予備も1個必要
- 仕掛け一式
- ハサミ
- 服、ライジャケ、磯靴、帽子、タオル、オニヤンマ君
- 夜釣りの場合は、長袖の上に羽織る物が必要
- バンソウコウ←何かと便利
- 虫よけスプレー←地磯は必須
最後に渡船屋さんに出船確認と集合時間の確認をする。
スルスルスルルー釣行【当日編】
日置 三倉渡船さんへ、昼釣り朝6時出船の場合
大阪松原から釣太郎白浜店まで休憩なしで2時間
昼釣りなら、夜中2時出発、休憩しながら、白浜店に4時半着
予約しているエサをカートに乗せて、他に必要なサシエサを購入してください。
アジ、イワシ、イカピン、キビナゴなど。
他に、消耗品で必要なもの
鈎、ハリス、予備ウキ、ケミホタル、電池、氷
キビナゴをバッカンに直接入れると後から匂いがするので、バッカン袋ごしに入れるようにしましょう。
白浜店5時出発、42号線経由で途中コンビニにより、日置三倉渡船さんへ5時半着
道中、いのしし、鹿に注意しながら走って下さい。
待合所に乗船名簿があるので、記入して下さい。弁当の有無も忘れずに記入。
荷物を船着き場へ移動させて、船長が来たら、荷物を載せましょう。
さぁ、ワクワクの出船です。
スルスルスルルー釣行【磯に着いたら】
釣り場に着いたら、最初に確認します。
でかいタマミが来たとして、どこからタモを入れるか、足場が安全な場所があるか、滑る場所はどこかなどなど。
パワー勝負をする釣りなので、釣り座の選定は大事です。
その後、エサの準備をし、ピトン、タモ、タックルの準備をしましょう。
鈎につけるサシエサのキビナゴやイワシなどは、気温が高いと傷みやすいので、
クーラーに入れて使う分だけ小出しにしましょう。
スルスルスルルー釣行【釣りをはじめてみよう】
写真は見老津の中崎です。いいポイントは向かいのナベとの水道
どんな釣り場でも海溝や根周りがポイントになりますので、
その近くを釣り座にしましょう。
竿2本先くらいにキビナゴを4匹くらいすくい撒きます。
グレ釣りみたいにバカバカ撒く必要はありません。
1投で1回くらいで十分です。
撒いたあたりに仕掛け投入し、仕掛けを引いて真っすぐに
オープンベールで道糸を送り流します。
サラシや風で道糸がふけるので、その都度、潮上、風上へラインメンディングします。
スルスルスルルー釣行【良い釣りを展開する為に】
Q&A
- Q キビナゴが骨だけになって戻ってくる
- A フグやカゴカキダイ、シラコダイのせいです。ポイントを遠目に変更してみましょう。
- Q ウキは沈むが合わせても掛からない
- A 相手が小さいと思われるので、頻発するなら、鈎サイズを下げてみましょう。
- Q エサ取りでキビナゴ瞬殺
- A サシエサをアジにしてみましょう。
- Q アタリがないのにエサがない
- A 道糸がふけすぎて、アタリが出ないので、仕掛けの張りを意識しましょう。
- Q スルスルしすぎて根掛かりする。
- A 潮が動かなったり、2枚潮になると根掛かりします。ウキ止めを付けて半遊動に変えましょう。
- Q どこに投げてもイズスミばかり
- A 磯際でサシエサをイカに変えてやってみましょう。
スルスルスルルー釣行【釣れた魚の扱い方】
よく掛かるダツ
ダツにそっくりなオキザヨリというのは、刺身で美味らしいです。
見分け方は簡単で、尾びれの上と下が同じ大きさならダツ
下の方が長ければオキザヨリ。この写真はオキザヨリです。
ウツボも掛かってきます。
大きなウツボなら食べる場所も多く、値打ちがあります。
ウツボは不死身で歯もするどく、ハンマーで頭を叩いてもなかなか〆れませんので、
氷水につけて動かなくなってから、首を切って〆ましょう。
シブダイですね。和名はフエダイ。キロ5000円から8000円くらいする高級魚。
内臓はオレンジ色です。この魚は当日に食べても大して美味しくありません。
内臓だけ抜いて、4日寝かせましょう。トロみたいに美味しくなります。
塩焼きも絶品です。
似た魚のモンツキと呼ばれるクロホシフエダイも美味しいですが、その10倍このシブダイの方が美味しいです。
イトヒキアジは大きくなると糸が短くなってきます。
この魚、腹身の刺身は美味しいですが、背中の身は大して美味しくないので、
背身はムニエルかフライにした方が良さそうです。。
スルスルスルルー釣行【最後】
とてもおもしろい釣りなので、色んな人に楽しんでもらえたらと思っています。
皆さんもぜひ、TRYしてみてください。