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【南紀和歌山決定版】アオリイカの成長速度と海水温の関係について。釣太郎が蓄積した膨大な過去データを参照して作成しました。

アオリイカの成長スピードを考察してみました。季節、時期、海水温を交えながら解説。和歌山 釣り 釣太郎 エギング ヤエン釣り ウキ釣り 活けアジ 秋イカ 冬イカ 春イカ 産卵

この表を作成するにあたって、アオリイカの成長スピードは過去の持ち込みの大きさを参照。

時期別の海水温は昨年のデータを使用しました。

こういうのを集めるのが好きなので、1年ごとにまとめています。

アオリイカの成長スピードを考察してみました。季節、時期、海水温を交えながら解説。和歌山 釣り 釣太郎 エギング ヤエン釣り ウキ釣り 活けアジ 秋イカ 冬イカ 春イカ 産卵

目次

  1. 成長速度の表を作ろうと思ったきっかけ
  2. ベイビー期
  3. 秋イカ
  4. 冬イカ
  5. 春イカ
  6. 最後に
目次

成長速度の表を作ろうと思ったきっかけ

毎年アオリイカシーズンがやってくるわけですが、秋のイカの成長速度は非常に早い。

300gから1kgまでは一瞬で成長しているように感じます。

しかしながら、冬の間は3か月もあるのに1.5㎏がアベレージで成長が緩い気がする。

でも春になったら、いきなり2㎏~3㎏の大型が現れるようになる。

紋甲イカとアオリイカ、水槽で泳いでいますが大人気。釣太郎みなべ店で飼育中。

感覚ではそんな感じですが、実際に検証してみたらどうなのか?

海水温とリンクさせればイカの活性状態、なんなら行動原理を明確に割り出すことができるのでは?

そういう興味から、今回のテーマをまとめていきたいと思います。

ベイビー期

卵から孵化した多数のアオリイカ赤ちゃん。釣太郎

春になると藻が発生し、そこにアオリイカの卵が産みつけられます。

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このアオリイカの卵から、実際に孵化したのは100匹弱だった。釣太郎の飼育実験結果。

当店では、風で流されてビーチに打ちあがった切れ藻(卵付き)を採取。

実際の海水温と同じ環境下で水槽で孵化を待ってみました。

すると、6月中旬(海水温22℃)に一斉に孵り始めました。

卵の中にアオリイカの赤ちゃんが見えます。釣太郎みなべ店で展示中。

海中でも同様のタイミングで孵化していると思われます。

孵ってからすぐは成長が非常に緩やかです。

孵化したばかりのアオリイカ赤ちゃん。釣太郎みなべ店で展示飼育中。

もちろんかなり小さいので、アジを捕まえたりすることはできません。

プランクトンなどを食べながら徐々に成長していきます。

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これは8月上旬(水温28度)に漁港にいたものを捕獲したもの。

100g前後だと思われます。

この大きさになると小魚くらいは捕まえれるようになり、成長が一気に加速していきます。

秋イカ

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9月下旬(水温27度)から12月(水温18度)くらいにかけてが秋イカシーズンとなります。

12月はもう冬でしょ!と思うかもしれません。

ですが海水温は気温より2か月遅れといわれており、アオリイカの適温である18℃は十分にある為に、高活性で釣りやすいんですよ。

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このころは非常に個体数が多く、生存競争は熾烈を極めます。

とにかく大きくなることが先決になるので、エサに貪欲で釣りやすいです。

持ち込み釣果を見ても300gから1㎏までの成長スピードが非常に速いことから、秋は急成長している。といっても差し支えないでしょうね。

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エギングの最盛期はこの時期になります。

もちろんヤエン釣りやウキ釣りでもアタリが多いので、初心者さんの入門シーズンといわれるのもこのため。

みなべ町から串本町、どこでも釣れますよ。

腕を磨いておいて、冬や春に備える。というのが毎年の様式美です。

冬イカ

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12月末(17℃)1月(17℃)2月(16℃)3月後半(17℃)にかけては1.5㎏が平均になり、サイズの変化は起こっていませんでした。

揃えたように1.5㎏がメインで、中には800gとか。

800gの個体は秋の時点で大きくなりそびれたものだと思われます。

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アオリイカの適温は18℃~26℃くらいです。

下回ってくると、やはり活性は落ちているのでしょう。

それでも釣る方法。というのはあり、串本などの水温が高いところで釣りをする。ということ。

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こちらの画像の通り、季節が春に向かって水温が上がっていくにつれて北上してきます。

冬の間については、やみくもに釣りをするのではなく場所選びの知識でもかなり釣果が変わってきます。

また、冬季にあたっては日本列島は西高東低の気圧配置である。ということにも留意しなければなりません。

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西に高気圧があり、東に低気圧があるこの気圧配置。

和歌山県での影響は北西風の強風です。

日本海側のように雪が降らないだけマシなのですが、みなべ町~白浜町は釣りが出来るところが限られています。

西高東低の季節風、北西が吹いても、竿が出せる、和歌山南紀地方の釣り場紹介。

このように、北西風が強い時はどこに釣りに行くか。という知識も釣りやすさに多分に影響してきますよね。

冬イカ攻略のカギは、【北西風対策】【釣り場選定】これに尽きます。

秋に比べると活性も低めなので、活アジを泳がすヤエン釣りが一番オススメ。

春イカ

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4月中旬(17.5℃)くらいから2㎏の個体が釣れ始め、5月(18℃~22℃)には3㎏超えがバンバン釣れるようになってきます。

産卵に向けて。というのと今まであまり食べていなかったのもあり、エサを積極的に捕食し始めます。

2㎏から3㎏まで急成長しているのは、釣果を見る感じ間違いないでしょう。

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1年のあいだ人間にも釣られず、外敵からも逃れ続けてきたアオリイカは本当に賢いです。

ヤエン釣りでも、アジを持ったまま藻に突っ込んでいくのでなかなかヤエンが通らない。

10回かけて4回取れれば十分という感じ。

釣太郎スタッフも愛用しているムラムラチェリーも大人気。地ss系が確実に伴うエギで、アオリイカよく釣れています。

エギも秋のように簡単に♪というわけにはいきません。

1回行って1アタリで御の字。

ただし、掛けてしまえば藻に突っ込まれても強引に寄せれるのでそれは強みですね。

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オススメはアオリイカウキ釣り。

生き餌を使うので食わせ力を担保したまま、エギングのように強引にやり取り可能。

春イカ釣り=ウキ釣りといえるほど強力な釣り方です。

最近流行り始めた釣りで、ヤエン釣りに比べるとマイナーですがジワジワと認知度があがってきています。

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これらの大型のイカが藻場に産卵して、その卵が孵り・・・・

これを途切れることなくバトンを繋ぎ続けています。

最後に

アオリイカの成長スピードと水温にはハッキリとした相関関係があったのは間違いないようです。

かといって、冬が釣れないか。というとそういう訳でもありません。

その瞬間に一番最適な選択をすれば、イカが乗ってくる確率はググっと上がりますよ!

天神崎 エギング アオリイカ 和歌山 釣太郎

イカを釣るにはイカのことを知る!

それが案外近道かも??

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